2024年6月10日 (月)

もものこと

2024年6月2日 23時48分 ももが永眠しました、12歳11ヶ月の一生でした

猫を飼う時にいつかこの時が来るのは覚悟の上でしたが、ももについては突然だったこともあり想像の何倍も辛いです

まだショックが大きくて気持ちの整理がつきませんが、今回は病気やこの日に至るまでの経緯などをまとめておこうと思います

⭐︎こちらは2019年のもも、まだ7歳で病気知らずで元気いっぱいでした

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2022年に急性腎不全で死線をさまよったももですが、その後は順調に回復していつもの日常を取り戻していました

途中で糖尿病になってインシュリンの注射をしたりしましたが、それも順調に血糖値が下がりあと少しで注射がいらなくなるところまで来ていました

状況が悪くなってきたのは今年に入ってからです、今にして思えば昨年あたりから下痢をしやすくなって、それも老化現象の現れだったのかもしれません

1月になってすぐに膀胱炎になりました、膀胱炎には過去にもなったことがありますが、なぜまた突然なったのかは分かりません

今回の膀胱炎はなかなか治らず結局3月まで苦しみました

その後は束の間、平穏な日々がありましたが4月に入ると今度は鼻炎の症状が出て、鼻水、鼻詰まりに苦しむことになります

鼻炎は今にして思えば1月頃からよくクシャミをしていて、その時に何か治療できていればこんなことにならなかったのかな、とも考えたりします

⭐︎3月下旬のもも、膀胱炎の症状が無くなり、鼻炎の症状が出始める前の貴重な平穏な時の写真です

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鼻炎のもも、鼻水はまめに拭いていましたが、鼻の下がカピカピになってしまいました

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鼻炎の最初の頃にお世話になったのがこの鼻すい器です、人間の赤ちゃん用ですが、ももの鼻水もよく取れました

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その後、鼻炎が長いお付き合いになると考え始めてからは電動の鼻水吸引機も購入しました

こちらは口で吸うよりはるかに強力で楽でしたが、買ったあたりからももの鼻水が減ってきて拍子抜けしましたね

まあこのまま鼻炎が治るならどうでもいいことだと思いました

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体調を崩してからは窓辺で過ごすことが多くなったももです

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なぜ窓辺を好むようになったのか、鼻詰まりで息苦しかったのかな、などと考えてしまいます

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鼻炎については抗生物質を飲んだりしたのですが、下痢や食欲不振などになるばかりでなかなか好転しませんでした

鼻炎の症状が出始めてすぐに病院では鼻腔内腫瘍(がん)の可能性があるとの指摘がされていました

専門病院でのCTスキャンを勧められていたのですが、

私たちとしては、

・検査時の麻酔で死亡例があること

・腫瘍だと分かったところで有効な治療方法が無いこと

・どのみち高齢で長くはないのに辛い治療で苦しませたくない

などの理由でお断りしていました

 

最近になってネブライザーという機械を買ってももに吸わせるようにしました

これは霧状にしたお薬を鼻から吸引することで鼻炎を治療するものです

人間の医療用のもので、病院と同じ物を取り寄せて家でもできるようにしました

でも結局4回しか使いませんでしたね💧

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下痢、膀胱炎、鼻炎とそれぞれはそんなに深刻な病気では無いのですが、一つ治るとまた次が来てという感じで、病魔に取り憑かれたような気がしていました

こうして少しずつ命を削られていったんですね

⭐︎調子が悪い時のももはこんな表情です、ツイッターにはなるべく明るい話題を出したいので載せてませんでした

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調子が悪くてもこうして手でチョンチョンしてくるもも、愛おしくてたまらないです

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調子がいい時はこんな感じ、お腹を上にしてゴロリンしていると、ああ今日は調子がいいのかな、と嬉しくなります

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調子が悪い日が続いても調子が良ければすぐにいつものももに戻ってくれるのが、ももの良いところですね

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ふわふわしたお腹の毛をもふもふされるのが大好きでした

この感触が今も手に残っています、一生忘れないでしょう

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ももの食欲不振が続き、3日間まったく食べないなんてこともあってだんだん心配になってきました

体に触るとお腹のあたりがぽっこり膨らんでいます

病院でレントゲンを撮ったところ、胃の中にガスが溜まっていることが分かりました

食欲不振の原因はこれだとなって、ガスが排出されるように胃腸の状態を活発にする注射と、耳に塗る食欲増進剤をやっていただきました

⭐︎実際のレントゲン写真です、黒く大きな楕円が胃にガスが溜まっている状態です

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胃のガスは数日で少しずつ小さくなって、食欲増進剤の効果もあってかゴハンを食べるようになってくれました

こうして悪いところはありつつも、なんだかんだでまだまだ生きていくんだと思っていました

でもその日は無情にもやってきました

6月1日ははなの誕生日でした、いつものように過ごしてももも調子悪そうには見えませんでした

ところが日をまたぐ深夜になったあたりに、ももが突然下痢をして嘔吐したのです

下痢や嘔吐はたまにあるので、この時はそれほど驚きませんでした、むしろ久しぶりにウンチがいっぱい出たのをよろこんでいたぐらいでした

でも今にして思えば変わったウンチで、あまり食べた物が消化されてないような感じでした

本当に今にして思えばという事ばかりで情けない限りなのですが、すでにももには食べ物を消化、吸収する力は無かったんですね

それを無理に食べさせようとして、でも食べなければどのみち生きられないし、本当にどうすれば正解だったのか、後悔し続けています

その後も下痢と嘔吐が続いたのですが、なんとか朝まで我慢して、すぐに病院に連れて行きました

血液検査をしましたが、これといって悪い数値はありませんでした、やや炎症の数値が高いぐらい

結局吐き気どめと下痢止めの注射をしていただいて帰宅しました

病院から帰ってからはぐったりしてしまって自分で歩けないぐらいでした

そしてしばらくリビングで寝かせていたのですが、夕方になったあたりから呼吸が苦しそうになって、目の瞳孔が開いたり閉じたり、左右に動くような感じになりました

これはもう尋常じゃないとなりましたが、もう病院もやってないし、病院に行ったところでできることはあまり無いように感じました

でもこの時はまだ明日の朝まで耐えてまた病院に行こうと思っていました

そして夜の10時になるころには目の瞳孔が開いたまま動かなくなり、目は見えてないようで、目も閉じなくなりました

呼吸は変わらず苦しそうで、時々手をバタバタと動かしていました、今にして思えばもうこの頃には意識も無かったのだろうと思います

それなのに、息が苦しいのは鼻が詰まってるのかもなどと夫婦で話して、点鼻薬をさしたり、ネブライザーをやったり、かえってももを苦しませてしまいました

そして最後の時が来ました

それまでぐったりと寝ていたももの体が痙攣を起こして飛び上がったのです

慌ててパパが抱きしめました、痙攣は数回続いて、そのあとは動かなくなりました

アゴが大きくガッガッガッっと開いたのが本当に最後で二人でももの体にずっと手を当てていましたが、心臓が止まったのが分かりました

時計を見ると23時48分でした

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2日後の6月4日に火葬することにしました

それまで保冷剤を2時間おきに交換して遺体を保存しました

お花と写真を飾って可愛い祭壇ができました

せっかく冷やしているのに、上にはなが乗って温めてしまうので困りましたね、はなも分かっていたのかな

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葬儀屋さんが引き取って火葬したお骨を自宅で骨壷に拾うというやり方で

泣きながらお骨を拾いました

次の日、ももの思い出コーナーを作って飾りました

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お骨の一部、爪、キバ、シッポをカプセルに入れてお守りにしました

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ももの骨は夫婦のどちらかが先に亡くなったら骨壷に混ぜようと決めています

⭐︎うちに来たばかりのもも

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こんなに小ちゃかったんですね

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お気に入りの1枚です

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ももがいない生活に慣れなくて毎日泣いています

まだ近くにいるような気がして振り返ったり

でももうそろそろ前を向かなくてはなりませんね

ももが心配するかもしれないし

ももは思いやりのある子だったから、はなの誕生日の翌日でパパとママがそろう日曜日を旅立ちの日に選んだのかな

ありがとう、もも大好きだよ

最後になりましたが、これまでももを可愛がって下さった皆様に感謝を申し上げます

もも 2011/7/22-2024/6/2

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